【感想】デス・ストランディングをプレイしてみて思ったこと・評価・レビュー

デス・ストランディングとは?どんなゲームなの?

2015年にコナミを退社した小島秀夫が新会社コジマプロダクションを立ち上げて初めて開発する完全新規のタイトル。小島が企画・脚本・監督・ゲームデザインを手掛ける作品。

「デス・ストランディング」という現象が起こり、繋がりが分断され崩壊した世界で主人公であるサム・ポーター・ブリッジズは人々のために、孤立した都市を繋ぎ直しアメリカを再建するため、そして“未来”を運ぶ任務に赴くのであった。

本作は孤立している様々なところに荷物を届け、大陸を横断しながらカイラル通信を繋いでいく物語となる。

評価点・良いと思ったところ

  • 配送に焦点を当てたゲームだけあって、楽しく遊べるよう工夫されているところ

荷物は一つ一つに重量が設定されており、積み方も背負う肩や足に固定するなど細かく設定できる。重量に偏りが無いようにしながら配送するのが重要である。また『荷物の最適化』もあり、沢山の荷物を載せても素早く最適化してくれるのでとてもありがたい。

後半になれば車両やフローターなどの配送を楽にするモノや、国道やジップラインを建設することができるようになり、より効率的な配送ができるようになってくる。

序盤はひとつひとつコツコツと運んでいき、終盤は効率よく一気に運ぶことができるようになるので成長していく様子がとてもわかり易く反映されている。

  • ゲリラゲームズのデシマエンジンを採用!
ホログラムでコラボ トールネックのホログラムを出すこともできる。

Horizon Zero Dwanで使用されている同じゲームエンジンを採用している。遠くの方までかなりきれいなグラフィックで描写されている。

エンジンについては公式動画も上がっているので是非視聴してみてほしい。

  • ソーシャルストランドシステムによって他プレイヤーと間接に繋がり助け合うことができる!
面白いことにこのカラーにしている車両が多かった

このゲーム最大の特徴でもあるシステムでカイラル通信を各拠点に接続するとそのエリア周辺は他プレイヤーと繋がることができ、建造物を共有することができる。

先にクリアしたプレイヤーによって『簡単になってしまうのでは?』という心配も上がっていたが、カイラル通信を繋がないと自分のマップに反映されることはないので安心して欲しい。

あくまでも振り返ったときに、あぜ道やハシゴやロープ・橋やセーフハウスなどの他のプレイヤーの痕跡が残るようなシステムとなっている。

もちろん配置されたものは撤去することも可能なので、自分も世界から不必要だと思ったら深く考えることなく撤去できる。

  • 海外俳優・名声優たちが多く出演。

主役であるノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンを始めとした多くの海外俳優や映画監督が出演している。同時に吹き替えには主人公に津田健次郎、メタルギアシリーズでおなじみの大塚明夫などが出演している。

これだけ多くの 名俳優・名声優たちが揃う機会はなかなかないので映画ファンは嬉しい作品だと思う。

問題点・気になるところ

  • 序盤はかなりスロースタート・配送や移動がメインなのでここで好みが分かれる。

このゲーム最初はかなりスロースタートなので序盤は特に徒歩での移動が多い。道中にどのようにして配送するのか。いわゆるプロセス重視のゲームなので、この部分を楽しめるかによって賛否が別れてくると思う。

特に序盤に関しては歩く以外の移動方法がないため、人によってはかなりつまらなく感じるところだと思う。またミュールやBTに対する対処法も逃げること以外は出来ない。

ポート・ノットシティー[K3]以降はある程度操作になれると、自分で積み方を考えたり、効率よく配送したりすることができるようになってくる、同時にBTやミュールに対抗する手段も増えてくるので、そこから少しづつこのゲーム良さや配送の面白さがわかってくると思う。

  • UI・文字が小さい

全体的にこのゲームは文字が小さい。荷物が増えれば増えるほど重なって表示されるので、わかりづらくなってしまう。

  • 荷物を多く背負うとオドラデクが見づらくなる
荷物が重なってしまうのでオドラデクが見づらい状況 特にBTエリアでは大変だった

荷物を背負う関係で荷物の量が増えると画面を圧迫してしまう。そのためオドラデクが見づらくなってしまう。R3でカメラ位置を左右に変えることはできるが、それでも見づらいときはあるので不要になった荷物は捨てるなどをしたほうがよい。

また上記の不満点に関しては修正されるので、アップデートされたバージョンではかなり遊びやすくなっているだろう。

総評・まとめ

独立初の小島秀夫作品は人を選ぶ作品にはなるがとても良い作品だと思う。

2016年に初ティザームービーが公開されてから3年半たち無事に発売できたことは大変喜ばしい。

世界観や操作方法・システムを理解するまでに時間がかかるので、個人的にポート・ノットシティ以降はだいぶ理解操作にもなれてくるのでそこから面白くなってきた印象。

魅力的な世界観や少しずつ明らかになっていくストーリー展開は最後の最後まで分からないのでプレイ中はずっとドキドキした。

ストーリーを終え、クリアしたとき”ひとつに繋がる”瞬間を是非プレイして体験してほしい。

公式動画

『DEATH STRANDING』日本語字幕 / E3 2016ティザートレーラー 初ムービー コジマプロダクション
発売前最終ムービー PlayStation公式
小島監督独占インタビュー ゲリラゲームズとの協働エンジンについて / IGN Japan

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